【歯周病菌と腸内フローラ】

みなさん、こんにちは!
かわさき歯科・矯正歯科 院長の川崎です。

今日は一年の中で一番寒い時期、「大寒」の始まりです。

寒さゆえについ家に閉じこもりがちですが・・・
インドア生活は、アンチエイジングにもダイエットにも大敵。
ついでにお口の健康から見ても、あまりオススメ出来ません。

その理由は、家の中にいるとなんとなくダラダラ甘いものを飲んだり、おやつを食べてしまう傾向があるからです。

日本人が歯を失う原因の「虫歯」と「歯周病」を進行させるプラークを育ててしまうのです。

特に歯周病菌は、今話題の腸内細菌の集まり「腸内フローラ」のバランスを崩す原因になりかねません。
ご存じかもしれませんが、腸内フローラの細菌バランスが疾病や体調を左右するといわれています。

腸内細菌には・・・
1 有害なものが腸に付着するのを防ぐ
2 免疫力を強める
3 消化を良くする
という3つの大きな働きがあります。

健康な人の腸内には善玉菌と悪玉菌、どちらでもない日和見菌がバランスよく保たれ正常に働いています

ところが、このバランスが崩れ悪玉菌が増えてくると、免疫が低下。体調不良や老化、肥満などを招く要因になるのです。

このように、体内で大切な役割を果たしている腸内細菌。
その生息環境を悪化させるのが「口腔細菌(歯周病菌)」なんです!

腸内細菌と全く異なる歯周病菌が腸内フローラのバランスを崩すため、環境が大きく悪化。

その結果として、血中内毒素量を増加させ、肝臓などの臓器の炎症を誘発。
放置すれば免疫機能が低下し、全身疾患を招くというメカニズムが新潟大学の研究グループによって解明されています。

気になる体重増加も、歯周病菌が原因でバランスが崩れた
腸内フローラが原因とも考えられます。

あなたのお口は歯周病菌が、たくさん棲み付いてはいないですか?

歯周病予防に大切なのは、口内細菌の塊であるプラークを
きれいに落とすこと。
毎日の丁寧なブラッシングと定期検診が重要です。

ご自分のお口の中の状態はなかなか自分ではわからないもの。
ぜひ当院にて定期検診をお受けください。

お口は体全体を育む栄養の入り口。腸は消化器官の出口に近い部分です。

健康を司るお口の病気予防には、まず早期発見が大切です。
内科で定期検診を受けるように歯科検診も定期的に受けるよう
お勧めします。

正しくブラッシングをしているつもりでも、お口の健康を損ねているかもしれません。

ごく初期の虫歯や歯周病は自覚症状がないので、ご自分ではわかりにくいもの。

特に歯周病は症状が進んでしまうと、とてもやっかいな病気です。

時間も費用も少なくてすむよう早期発見・早期治療を心がけてください。

「最近、歯科検診を受けていないな」と思ったら、ご予約のお電話をどうぞ。

かわさき歯科・矯正歯科
院長  川崎 健一

神奈川県大和市深見西1-4-30

046-265-6655

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