「歯周病」について

みなさん、こんにちは。
神奈川県大和市の歯科・歯医者
かわさき歯科・矯正歯科 院長の川崎です。
今回は「歯周病」について、お伝えいたします。
歯を失う原因を年齢別で見てみると、主に20代・30代は虫歯が多いのに対して、40代以降は歯周病です。
全体で比較してみますと、虫歯は32.0%、歯周病は42.0%と、実は虫歯よりも歯周病によって失くすことのほうが多いのです。
(その他には、破折や矯正治療の為の抜歯などがあります)
年齢を重ねていくに連れ、かかりやすくなるのが歯周病です。
そのイメージから「歯周病=若い人はかかりにくい」と思っている方が多いように感じます。
しかし、決してそんなことはなく、中には初期症状も含め20代や30代でも歯周病にかかっている人も少なくありません。
歯周病は細菌による感染症で、初期のうちは自覚症状がないまま進行してしまい、重度の歯周病になると、周りの歯ぐきや歯を支えている骨(歯槽骨)が破壊されグラつき、最悪の場合、歯が抜けてしまうこともあります。
【歯周病の進行過程】
◆健康な状態・・・歯と歯ぐきの境目に深さ1~2mmのすき間があります。
◆歯肉炎・・・歯垢(プラーク)が溜まった状態を放置すると、歯ぐきに炎症が起き、腫れて2~3mmのすき間が出来ます。
◆歯周炎(軽度)・・・歯ぐきの炎症がひどくなり、歯周病菌が歯周組織に侵入し、歯槽骨や歯根膜も破壊されはじめます。
◆歯周炎(中度)・・・炎症がさらに拡大し、歯槽骨も半分近くまで破壊が進み、歯がグラつきはじめます。
◆歯周炎(重度)・・・歯槽骨が半分以上破壊され、歯はグラグラになります。
※歯槽骨とは・・・顎骨の中でも特に、歯を支えている部分
※歯根膜とは・・・歯根と歯槽骨の間に存在する組織
上記のような過程になります。
初期段階の歯周病は、歯石や歯垢をとり正しい歯の磨き方をマスターし、それをきちんと実践して頂くことによって次第に状態が良くなり、進行を抑えることが出来ます。
【セルフチェック】
・歯磨きで出血する
・歯ぐきが赤く腫れている
・口臭がある
・歯と歯の間に食べ物がよく挟まる
・歯がムズがゆい感じがする
・起床時、口の中が粘ついた感じがして不快
・歯がしみる
・歯ぐきから自然に血が出る
・歯が以前より長くなってきた気がする
・歯と歯のすき間があいてきた
・歯ぐきを押すと膿が出ることがある
・歯がグラついて痛くて食べ物が噛みきれない
ひとつでも当てはまった方は、歯周病予備軍または、歯周病にかかっている可能性が高いです。
特に最後の5つの症状は、進行してしまっている歯周病です。
歯がグラついてしまい重度の歯周病の場合、歯石や歯垢をとっても手遅れなので抜歯せざるをえなくなってしまいます。
そうならない為にも、最低でも半年に1度は定期検診を受け、毎日のセルフケアもしっかり行い、初期の段階から治療をして予防に努めましょう!
かわさき歯科・矯正歯科
院長  川崎 健一
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